DIYで家具づくりを楽しむ方が増える中、部品の固定に使うねじやナットにも注目が集まっています。
ナットには用途に応じてさまざまな種類があり、どれを選べばよいか迷うことも少なくありません。
こちらでは木材へのねじ込みに適した「鬼目ナット」について、特徴や種類、使い方、取り付け方を解説します。
用途に合ったナット選びでお悩みの際は、それぞれの特長を比較しながら最適なものを選定する参考にしてみてください。
鬼目ナットとはどんなナットのこと?概要と特徴を解説
鬼目ナットとは、大型家具などをねじによる組立式(ノックダウン式)にするために、木材へ埋め込んで使用するナットです。
組立式にすることで分解・再組立が可能となり、持ち運びがしやすくなるほか、運送コストの削減にもつながります。また、木材に直接ねじを繰り返し締結する場合に比べて強度の低下を抑えられるため、脱着を繰り返す用途にも適しています。
内部にボルトをねじ込む構造のため、外観をすっきり仕上げられる点も特長で、家具製作などで広く使用されています。
サイズは「M5」などで表記され、呼び径5mmのボルトに対応していることを示します。使用するボルトと鬼目ナットのねじサイズを合わせて選定してください。
適切な部材選定と取り付けを行うことで、強度と外観を両立した仕上がりが得られます。
※呼び径 おねじを基本としたねじの直径の事
実際にDIYなどで使われている鬼目ナット4タイプの特徴
鬼目ナットは大きく2種類に分けられ、さらにそれぞれに2つのタイプがあります。本章では各タイプの違いや特長について解説します。
違いを理解することで、用途に応じた適切な選定がしやすくなり、より精度の高いDIYや製作に役立ちます。
⇒ 鬼目ナットの種類
1.打ち込み式
打ち込み式は、ハンマーなどで木材に打ち込んで取り付けるタイプです。施工が比較的簡単で、特別な工具や複雑な作業を必要としません。
そのため、DIY初心者の方や手軽に取り付けたい場合に適しています。
2.ねじ込み式
ねじ込式みは、六角レンチなどを使用してねじ込んで取り付けるタイプです。
打ち込み式に比べて、相手部材が比較的やわらかい場合でも傷めにくい特長があります。
⇒ 鬼目ナットのタイプ
1.つば付きタイプ
つば付きタイプは、つば部分がストッパーとなるため、過度な打ち込みやねじ込みを防ぎながら取り付けることができます。また、つばが荷重を受けることで、締結部の強度向上にも寄与します。
ただし、つばが部材表面から出っ張らないようにするには、ザグリ加工が必要です。
2.つばなしタイプ
つばなしタイプは、埋め込み深さを調整しながら取り付ける必要がありますが、表面とフラットに仕上げることができます。
部材との密着性が高く、外観を重視する用途や、より安定した固定が求められる場合に適しています。
実際に使用する前に鬼目ナットの使い方を把握しておこう
1.打込みタイプ
◆ねじ込み式…六角レンチなどを使用してねじ込んで埋め込むタイプ。比較的やわらかい素材にも使用しやすく、部材を傷めにくい特長がある。
◆打ち込み式…ハンマーなどで打ち込んで取り付けるタイプ。施工が簡単で、DIY初心者の方でも扱いやすい反面、ねじ込み式に比べると保持力はやや劣る。
2.形状タイプ
●つば付き…つばがストッパーとなり、一定の深さで取り付けることができる。埋め込み過ぎを防ぎやすく、作業性に優れる。
●つば無し…部材内に完全に埋め込むことができ、表面をフラットに仕上げる事が可能。部材同士の密着性が高く、外観を重視する用途に適している。
仕上がりを重視する用途に適したねじ込み式つばなしタイプ(Eタイプ)の取り付け方法をご紹介します。
所定の位置にドリルで下穴を開け、鬼目ナットを六角レンチでねじ込みます。取り付けの際は、部材に対して垂直を保ちながら作業を行ってください。
鬼目ナットの頭部がわずかに沈む程度まで締め込み、隙間ができないようにします。
取り付け後は、固定する部材をボルトで締め付けて完了です。ボルトは鬼目ナットのねじサイズに合わせて選定してください。
なお、母材に対して鬼目ナットのサイズが大きすぎると、材質によっては割れが発生するおそれがあります。事前に寸法を確認し、適切なサイズを選定することが重要です。
また、埋め込み深さの調整に不安がある場合は、つば付きタイプの使用も検討してください。
失敗しないために覚えておきたい鬼目ナットの取り付け方
鬼目ナットの使い方を紹介したので、取り付ける際の注意点を詳しくお伝えします。
まず、下穴径は弊社商品ページなどで推奨している寸法を確認したうえで加工してください。下穴が小さすぎると母材に過度な負荷がかかり、割れの原因となります。反対に大きすぎる場合は、鬼目ナットが十分に食い込まず、所定の強度が得られません。
つば付きタイプを使用する場合は、つばが収まるようにザグリ加工を行うことで、隙間なく平らに仕上げることができます。また、木工用接着剤を少量塗布してから埋め込むことで、抜け防止の効果が高まります。
ねじ込み式は六角レンチなどで時計回りに回して埋め込みます。作業時は抵抗があるため適度な力が必要となりますが、部材に対して垂直を保ちながら慎重に取り付けてください。埋め込み深さは、木部表面よりわずかに内側に入る程度が目安です。
埋め込み不足や傾きがあると、隙間の発生や相手部材との不具合につながり、仕上がりや強度に影響します。初期段階で位置や角度を十分に確認し、必要に応じて修正しながら作業を進めることが重要です。
鬼目ナットは4つの種類の違いを把握して使い分けていくことが大切
鬼目ナットの特徴や種類、使い方から取り付け方法まで解説してきました。
鬼目ナットには、打ち込み式とねじ込み式の2種類があり、さらにそれぞれにつば付き・つばなしのタイプが存在します。それぞれの特長を理解し、用途に応じて使い分けることが重要です。
仕上がりの外観を重視するのか、作業性や組立性を重視するのか、あるいは強度や耐久性を優先するのかなど、目的を明確にすることで、適切な選定とスムーズな作業につながります。
使用する鬼目ナットが決まったら、母材に適したサイズを選定し、正しい方法で取り付けることで、安定した仕上がりが得られます。
鬼目ナットをお探しの際は、各種ねじを豊富に取り揃えるねじコンシェル.comをご利用ください。
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鬼目ナットは締め付け器具として使われているナットの一種です!
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会社名 |
フジモトボサード株式会社 |
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FAX |
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