ラジアル方向
円筒や回転体の中心軸から外側へ向かう半径方向を指します。軸に対して直角(径方向)の向きであり、軸受やねじでは外周へ広がる力や変位の方向として用いられます。
ラッパ頭
楽器のラッパのような頭部形状をしている事から、この名称になっております。主に石膏ボードに使用され、ボード表面に沈み込む事ができるという特長があります。
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ラッピング研磨
ラッピング研磨とは、ラップ盤と呼ばれる平面台へ加工物(ワーク)を置き、研磨剤を含んだ砥粒と加工物を上から圧力をかけて擦り合わせて行う研磨方法です。
ラッピング研磨にはラップ剤に工作液を混ぜて低圧で行う湿式と、ラップ盤に砥粒が埋め込まれ高圧で行う乾式があります。
リード
ねじ山に沿って1回転したときに軸方向へ進む距離のことをいいます。一条ねじはピッチと同じ値になりますが、多条ねじではピッチ×条数となります。
リーマ
リーマには大きく分けて、ドリルねじに設けられたものと、穴仕上げ用工具としてのものの2通りがあります。
ドリルねじにおけるリーマは、先端部に設けられた切削部(羽根状の突起)を指し、下穴を拡げたり仕上げたりする役割を持ちます。主に木材と鋼板の締結に使用され、ねじ本体径よりもやや大きめに穴を広げることで、被締結材の割れや膨れを防ぐとともに、締結時に木材が鋼板側へ引き寄せられて浮き上がるのを防ぎ、スムーズな締結を可能にします。また、座面付近の材料を軽くさらうことで、密着性や仕上がりを良くする効果があります。
穴仕上げ用工具としてのリーマは、あらかじめ加工された下穴に対して仕上げ加工を行い、穴径の精度や面粗さを向上させるための切削工具を指します。主にドリル加工後の仕上げ工程で使用されます。
リセス
ねじ頭部に設けられた、ドライバーやレンチなどの工具をかみ合わせて回転させるための駆動部(溝・穴)のことをいいます。一般的に+(プラス)、−(マイナス)、±(プラマイ)、六角穴、6ロブ(トルクス形状)などがあり、用途に応じてさまざまな形状があります。
リベット
重ねた複数の板を接合する締結部品の一種です。重ねた板の穴に適合するリベットを差し込みリベッター等を使用し締結します。様々な工業製品、家庭用製品に利用されています。
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リムド鋼
鉄鋼の材料とする為に、アルミニウムなどを加え脱酸を行いますが、キルド工程は行わない鋼です。脱酸が弱い為、一部の元素が偏ったり気泡ができやすいといった特徴があります。溶融された鋼が固まる際に、表面に‘縁’という意味の『リム層』というものができることからリムド鋼と呼ばれます。また、『縁付き鋼』とも呼ばれます。鋼材の表面がきれいな事から、圧延されたままで使用される薄鋼板や建築用鋼材に向いています。
燐酸塩皮膜処理
リン酸亜鉛またはリン酸マンガンの黒灰色の化成皮膜を形成させる方法の総称です。
アメリカンケミカルペイント(American chemical paint)社の商品名を省略してACPともいいます。
リン青銅(燐青銅)
銅にすず(錫)と少量のりん(燐)を加えた銅合金の一種です。強度・ばね性・耐摩耗性・耐食性に優れており、電気伝導性も比較的良好なため、幅広い用途で使用されます。主に、ばね部品、端子、コネクタ、軸受、ねじ、ワッシャーなどに用いられます。加工性にも優れ、精密部品材料としても利用されています。
冷間圧造
鋼材を常温(再結晶温度以下)の状態のまま、金型で圧力をかけて叩き、材料を塑性変形させて形状を成形する加工方法です。主にボルトやナットなどの量産部品に用いられ、材料を削らずに成形できるため歩留まりが良く、鍛流線(メタルフロー)が途切れないことから強度にも優れます。また寸法精度や表面仕上がりが良好で、後加工を減らせる点も特徴です。一方で加工時の変形抵抗が大きいため、加工できる形状やサイズには制限があります。
一般的に「圧造」といえば、この冷間圧造を指すことが多いです。
レゾール
フェノール樹脂の種類の一つで、アルカリ触媒下においてフェノールとホルムアルデヒドを合成させるとこのレゾール型フェノール樹脂が生成されます。レゾール型は、通常は液体だが加熱すると硬化するという熱硬化性樹脂に分類されます。
酸性下で合成させたノボラック型もあります。
レニー
レンチ
一般的にはモンキーレンチを表す事が多いですが、ねじ業界では基本的に六角レンチを指す事が多いです。形状は主に六角棒をL形に曲げたものが多く、ボルトの穴形状によって先端がトルクス(6ロブ)やボール付、ピン付対応などになっているものもあります。
ローゼットワッシャー
皿頭ボルトを使用する場合、相手材へザグリ加工をする必要があります。
ザグリ加工ができない際にローゼットワッシャーを使用する事により平面でも皿頭ボルトを使用する事ができます。
山形座金やロゼットワッシャーとも呼ばれます。
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ローヘッドキャップ
ローラー選別
ねじにおけるローラー選別とは、回転する複数のローラーの上にねじを流し、外径や長さなどの寸法差を利用して良品・不良品を自動的に選別する方法。ローラー間の隙間や傾斜を調整することで、規格外品(太すぎる・細すぎる・短いなど)を落下させて除去できる。主に外径不良や異品混入の簡易選別に用いられる。
ローレット
ローレットとは、金属などへ加工された細かな凹凸(おうとつ)の事を表します。フランス語でざらざらという意味で、滑り止めの為の加工になります。
英語表記で“Knurling(ナーリング)”と呼ばれる場合もあります。
ローレット加工には『平目(縦目)』『綾目』『斜め』などの種類があります。
ロストワックス
精密鋳造の一種で、ワックス(ろう)で作った模型を用いて型を作り、加熱してワックスを溶かし除去(ロスト)した後に溶融金属を流し込んで成形する鋳造方法です。複雑な形状や細かい寸法を一体で再現できる点が特徴で、精密部品や装飾品などに広く用いられます。
砂型鋳造や金型鋳造などの一般的な鋳造に比べ、寸法精度や表面仕上げが良く、仕上げ加工を最小限に抑えられる場合があります。ロストワックスで作られた製品は鋳物の一種として扱われます。
ロゼットワッシャー
六角穴付止めねじ
一般にホーローセットと呼ばれ、頭部が無く、ねじの先端に六角穴が空いており、レンチなどの工具で締め付けるねじを表わします。ピンなどの位置固定に使用します。
先端は、くぼみ先・平先・とがり先などがあります。六角穴以外にも6ロブ(トルクス)穴などもあります。
セットスクリューなどとも呼ばれます。
イモネジや虫ネジとも呼ばれることもありますが、こちらは主に十字穴(+)やすり割り(-)形状を指しますので、注意が必要です。なお、ホーローという呼び方は六角穴付にしか使用されません。
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六角穴付ボルト
頭部に六角形状などの穴が開いており、レンチなどで締付けるボルトです。半ねじ・全ねじがあります。キャップボルトやキャップスクリュー、また後ろを省力して「キャップ」と呼ばれる場合もあります。
通常、六角穴付ボルトの強度はサイズにもよりますが、“12.9”となります。ただし、これに電解めっきを行うと遅れ破壊が生じてしまい破断する恐れがある為、強度を下げた“10.9”強度を使用します。こちらの強度は原則めっき向けとなる為、一般的には生地(黒色)では流通していませんが、めっきを行わず焼入れのみを行う事を『カラアゲ』と呼ばれます。
六角穴の開いた商品としては、一般的な六角穴付ボルトの他、ボタンキャップ、皿キャップ、フランジソケット、低頭キャップなど頭部の形状がいろいろとあるので、用途によって使い分けられます。
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六角ナット
名前の通り、周囲が六角の形状をしており、ボルトを締結する最も一般的なナットです。通常、六角ナットと言えば“1種”を表し、ねじサイズ(呼び径)の約8割の高さで片側面取りとなります。その他にも“2種(1種と同高さで両面取り)”や“3種(呼び径の約6割の高さで両面取り)”、10割ナット(呼び径と高さがほぼ同じ)などがあります。3種については、『ジャムナット(ジャミナット)』や『コンタルナット』などとも呼ばれます。
ただし、六角ナットについては2014年4月にJIS規格が改訂され、種別名や一部寸法が変更となっています。今後は新規格へ移行していく動きとなります。
詳細については『附属書品から本体規格品への切り替えガイド』をご覧ください。
六角ボルト
頭部が六角の形状をしたボルトの総称です。サイズにより全ねじ・半ねじがあります。
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ただし、六角ボルトについては2014年4月にJIS規格が改訂され、種別名や一部寸法が変更となっています。今後は新規格へ移行していく動きとなります。
詳細については『附属書品から本体規格品への切り替えガイド』をご覧ください。
六価クロム
クロムの化学状態の一つで、強い酸化力を持つクロムです。防錆性や自己修復性に優れることから、従来はクロメート処理などに広く使用されてきましたが、有害性があるためRoHS指令などにより使用が制限されています。
ロット
業種などにより表現は様々となりますが、製造などにおいては同じ条件でまとめて生産されるひとまとまりの商品の単位になります。製造メーカーなどでは不具合が発生した場合に「いつどの材料で製造されたのか」を追及できるよう製造番号(ロット番号)が割り当てられます。また、別作などの場合に受注条件とされる最少数量の事を「最低ロット」や「最小ロット」と呼ばれます。
ロットボルト